スポーツでの怪我予防
怪我の予防は、スポーツ選手にとって大きな課題ですね。
肩、肘、腰、膝・・・
スポーツで身体を痛める場合のほとんどは、身体に無理な使い方を続けたことが原因です。
アイシングやテーピングが手放せない、試合前には痛み止めを飲んで臨む、そんな方もいらっしゃることでしょう。
でも、身体をテープで固め、薬で痛みをごまかしてまで、そのスポーツを続けることが、本当に身体にとってベストな行動でしょうか?
そんなふうに身体を酷使しながらスポーツをすることが、あなたにとって楽しいことでしょうか?
身体を無理なく使う
もっと身体を無理なく使いながら、より高いパフォーマンスを発揮する方法があります。
たとえばその一例が、武術の「歩形(ほけい)」を活用すること。
歩形は、簡単に言うと「ゆっくり歩く」ことです。
歩きながら全身を緩めていきます。
一般的には、歩くという行動を起こすと交感神経が働き、身体は活発化する方向に向かいます。
が、歩形で歩くときには、同時に身体を緩め、鎮静化する方向に向かいます。
歩きながら自分の身体を緩めるということは、必要な筋肉だけをコントロールするということです。
歩形の稽古では、自分の重心が今どこにあるか、今どこの筋肉を使って歩いているかを認識します。
これができるようになると、身体を十分にコントロールできるようになってくるので、怪我もしづらくなっていきます。
リハビリや歩行訓練にも
私には1歳上の兄がいます。
この兄が先日、脳幹出血を起こしました。
医療チームがさまざまに手を尽くしてくださった結果、危険な状態を乗り越えたのですが、退院後は立つ・歩く動作も満足でなく、記憶や言語も不安定になりました。
そのリハビリの際にも、歩形のトレーニングを活用しました。
歩形は、リハビリにもとても効率が良い方法です。
まずそもそも、ゆっくり歩くことが転倒防止になります。
また、歩くという動作を分解すると、片脚を振り出して宙に浮いている瞬間(=遊脚期)がありますね。
この時には身体のバランスが悪くなりがちなのですが、歩形を使うと常に安定感が保てるような身体の状態を作れます。
リハビリや高齢者の方の歩行訓練などにも、短時間ずつ取り入れていくと良いですね。
身体能力の次元を超える
- スポーツのパフォーマンスを上げたい
- スポーツによる怪我、身体の故障に悩んでいる
そんなあなたには・・・
スポーツに武術の要素を取り入れることで
全身を連動させ
身体を無理なく動かしながら
ハイパフォーマンスを実現する
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