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スポーツと武術の融合

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ストレッチの罠

今のスポーツ業界で最も変革が起きているのが、「準備体操」と「終了時の整理体操」です。

一昔前は、準備体操と言えばストレッチをしていました。
ストレッチは、硬くなって動かない筋肉を伸ばして緩める動作です。

筋肉の性質上、緩めてしまうと収縮が起きづらくなります。
つまり、ストレッチをすると、筋肉が緩んではいるけれどもパフォーマンスが落ちることになります。

それはスポーツ選手にとっては致命的ですね。

動的なストレッチ

一方、最近の傾向で始まっているのは、筋肉を緩めながらも、動ける状態にする動作です。
かつてのストレッチが「静的なストレッチ」ならば、今は「動的なストレッチ」とでも呼べるでしょう。

動的なストレッチでは、筋肉の収縮と弛緩を同時に短時間で行います。

身体が温まり、神経伝達は早くなります。
筋肉は緩み、同時に伸ばされています。
収縮するための一環として伸ばしているので、身体がお休みモードになりません。

武術的なウォーミングアップ

この考え方にとても相性が良いのが、武術的なウォーミングアップである「スワイショウ」です。
スワイショウとは、手を色々な方向に動かしながら力を抜いて打つ動作です。
全身を緩ませることにつながります。

この動作に習熟していくと、身体を緩ませる意味がだんだんわかってきます。
しかも、疲れません。
力を入れずに動かすからです。

この身体の使い方ができると、全ての関節を自分でコントロールできるようになっていきます。
たとえばバレーボールやテニスのようなヒッティングスポーツでも、ものを打つ時のエネルギーの通し方などがより深く体得できるでしょう。



身体に無理なく、疲れず、エネルギーがより良く通り、パフォーマンスアップもできる。
現代スポーツに武術的な身体操作を取り入れることの可能性は無限大ですね。

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この記事を書いた人

治療の本質は「自己回復力」。
治療方法は何でも良く、特定の治療方法にこだわる必要もなく、むしろその時・その場・その人に合ったものを提供しないと効果がありません。

12歳から始めたバレーボール、20年以上の治療経験、そして46歳で出会った武学。
これらをすべて融合して、治療家が治すのではなく、その人自身の修復能力が目覚めた結果として身体が改善する治療を行っています。

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